平成２８年４月から健康保険制度の一部が変わります。
以下のとおり見直し・変更がありますので、ご確認のほどよろしくお願いします。
・標準報酬月額の上限の引き上げ
保険料計算の基準となる標準報酬月額が、
現行の上限１２１万円（４７等級）から上限１３９万円（５０等級）に拡大されます。
・標準賞与額の累計額の引き上げ
賞与からの保険料は１０００円未満を切り捨てた標準賞与額から計算されます。
年度累計額（４月１日から翌年３月３１日）の上限が現行の５４０万から５７３万円に引き上げられます。
・傷病手当金・出産手当金の計算基準の変更
現行では傷病手当金・出産手当金は標準報酬日額の３分の２でしたが以下のように変更になります。
被保険者期間が１年以上あるときは、
支給を始める日の属する月以前の「直近の継続した１２ヶ月標準報酬月額の平均の３０分の１」の３分の２に相当する額
被保険者期間が１年未満のときは、下記①と②のいずれかの低いほうの３分の２に相当する額となります。
①被保険者の全加入期間の標準報酬月額の平均額の３０分の１相当額
②神戸貿易健康保険組合の前年度９月３０日時点での全被保険者の標準報酬月額の平均額の３０分の１相当額
・入院時食事負担額の引き上げ
入院時の食事負担額が１食あたり２６０円から３６０円に引き上げられます。
なお、低所得者・指定難病患者・小児慢性特定疾病児童等の人の負担額は変わりません。