向春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は当健康保険組合の事業運営に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、平成２０年度から実施された「新たな高齢者医療制度」における納付金・支援金等の益々増大する負担と、超高齢化の進展、医療技術の高度化、高額医薬品の普及等による医療費の益々の増加により、多くの健康保険組合の財政状況は一段と厳しさを増しています。
当健康保険組合につきましても、平成２０年度から経常収支のマイナスが続き大変厳しい財政状況となっています。高齢者医療制度における納付金等の負担は、平成２８年度決算では保険料収入の約４２％、平成３０年度予算（見込み）では保険料収入の約５１％を占める状況となっています。
この間、当健康保険組合は保険料率の引上げ（平成２５年度に８３‰⇒９３‰、平成２８年度に９３‰⇒９８‰）と別途積立金の取り崩しで対応してきましたが、更なる超高齢化の進展に伴い今後も医療費・納付金等の増加が確実に見込まれ、また予期せず医療費等が急増するリスクに備えるためにも、より安定的な組合運営を行うにあたり保険料率の引き上げが必要となりましたので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
つきましては、下記のとおり健康保険料率の変更について、第１１７回組合会で承認されましたのでお知らせいたします。今後とも、当健康保険組合の事業運営にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
記
健康保険料率 現 行 ９８‰ ⇒ 変更後 １００‰
負担割合 事業主様 現 行 ５０‰ ⇒ 変更後 ５１‰
被保険者様 現 行 ４８‰ ⇒ 変更後 ４９‰
介護保険料率 従前どおり変更なし
実施時期等 ・平成３０年３月１日から施行し、平成３０年３月分保険料（平成３０年４月告知分）から適用
・任意継続被保険者は平成３０年４月分保険料から適用
保険料一覧表（３種類）は下記のとおり変更しますので、ご参照いただきますようお願いします。
保険料一覧表（健康保険・介護保険）